2008.5.18 大井第二球技場 観衆1,221人

PEARL BOWL TOURNAMENT 2008
オンワードオークス 対 IBMビッグブルー

○ オンワードオークス(30) × IBMビッグブルー(29) ●

2008パールボウルトーナメント第2戦、オンワードオークス対IBM BigBlue戦は、5月18日(日)、快晴となった大井第二球技場にて、14:00より開始された。

試合開始直前の市瀬ヘッドコーチ コイントス

昨年秋の対戦では試合終了間際に逆転FGを決められ、屈辱の逆転負けを喫した相手だけに、プライドにかけて負けられない一戦である。緊迫した雰囲気の中、オークスのキックオフで試合は開始された。

激しいプレーでチームを引っ張るキックオフカバーチーム 新人K西村のキックで試合開始

IBMの最初の攻撃シリーズ。QBは#15岡村が先発し、立ち上がりからテンポ良く2連続のパスを成功させ瞬く間にオークス陣へと攻め入る。対するオークス守備も流れを止めようと試みるが、要所での反則もあり踏ん張ることが出来ず、先制のTDを奪われる。

しかし、次のIBMキックオフでオークスにビッグプレーが生まれる。自陣11ヤードでボールをキャッチしたリターナー#20杉原は、フィールド中央へと一気に加速。味方のブロックを使ってIBMの選手を左右に揺さぶりながら、相手エンドゾーンまで走り抜けた。相手の勢いを止める会心のリターンTDでオークスは試合を振り出しに戻す。

約1年振りとなるキックオフリターンチームのTD 試合は7-7と振り出しに

杉原のTDで流れを引き戻したオークスだが、ここで守備陣が踏ん張ることが出来ない。再びIBMの攻撃にじりじりと後退を強いられ、再びTDを奪われてしまい7-14とされる。

さらにようやく回ってきた最初の攻撃シリーズでは、自陣内で相手にパスをインターセプトされ、結局ペースを掴めないまま第1Qが終了する。

第2Q早々にもFGを追加され7-17と差は10点に広がり、これ以上離されるわけにはいかない。オークス2回目の攻撃シリーズ。QB#13冨澤は豊富なRB陣のランを軸に、要所でWR#25前田へのパスを決め、最後はRB#20杉原の2ヤードランでTDを奪う。TFPも成功して14-17と3点差に詰め寄る。

このシリーズ、9プレイで75ヤードをドライブしたQB#13冨澤 このシリーズで2キャッチ22ヤード、トータル5キャッチ46ヤードを獲得したWR#25前田
新人RB宮幸のラン RB#20杉原が2ヤードを押し込み、TD

次のIBMの攻撃もオークス守備はパントへと追い込むが、パントリターンでファンブルをしてしまい、一気にゴール前へ攻め込まれる大ピンチ。しかしここはCB# 12三浦のインターセプトで攻撃権を奪い返す。

相手RBに群がるオークスディフェンス インターセプトを奪ったCB#12三浦

ところが回ってきた攻撃でまたもやファンブルロスト。さすがに守備陣もこのピンチを凌ぎきれず、TDを追加され14-23の9点差で前半終了となってしまった。しかしながら、前半は9回の反則に3度のターンオーバーと最悪のペース。この流れを断ち切り9点差で折り返した事は、むしろ我々にとっては幸運だったかも知れない。

後半はオークスの攻撃からスタート、ここで得点して流れを変えるためQBには新人の菅原を起用する。菅原はこの状況でも落ち着いて攻撃を指揮、RB#20杉原、#31杉澤のランに加え、この日絶好調のWR#7井本、#3岩﨑へのパスを織り交ぜ、10プレーで80ヤードをドライブしTDを奪う(TFPも成功し21-23)

落ち着いてオフェンスを率い、TDを奪った新人QB菅原 RB#31杉澤がTDを奪い、追い上げる

このTDで流れを引き戻したオークスは、守備陣もIBM攻撃に前進を許さずパントへと追い込む。続く攻撃もFGこそ失敗して得点はならなかったが、相手陣まで攻め込みペースはオークスへと傾く。

そして勝負は2点差のまま最終第4Qへとなだれこむ。第4Qになってからは両チーム一進一退の攻防。まず、ディフェンス陣がIBMオフェンスをパントに追い込む。しかし、その後の攻撃でこの日2つ目となるインターセプトを奪われてしまう。このチャンスにIBMはパスでダウンを更新し、更に3rdダウンで残り1ヤード。しかし・・・

DL#95前田が相手RBをロスタックル! IBMをパントに追い込み、オフェンスにボールをつなぐ

このチャンスに、第3Qはサイドラインから相手ディフェンスをチェックしていたQB#13冨澤がフィールドへ。冨澤はWR#7井本、#3岩崎へのパスをテンポ良く決め、相手ゴール前まで進む。最後はOLがこじ開けた穴に新人RB宮幸が飛び込みTD。ついにオークスはこの日初めてのリードを奪う(TFPは失敗し27-23)。

WR#7井本。この34ヤードキャッチを含む、4キャッチ75ヤード獲得 WR#3岩崎。5キャッチ73ヤード獲得
残り1ヤード。OLが相手ディフェンスを押し込み・・・ 新人RB宮幸が飛び込んでTD!

試合時間は残り3分24秒、IBMも意地の反撃を開始する。オークス守備陣はQB#15岡村へプレッシャーを掛け3rdダウンまでは追い込むが、要所でパスを決められどうしても止めを刺せない。そして残り1分2秒で29ヤードのTD パスを通され再度逆転を許す。

相手QBにプレッシャーをかけるLB#91中村と新人DL福田 CB#6清水の懸命なカバーも及ばず再逆転を許してしまう

しかしTFPをDB#23山下がブロックし27-29と再び2点差となる。

振り返ればこのブロックが後に大きな意味をもたらすこととなった。

試合時間残り56秒、自陣37ヤードからの反撃開始。冨澤はWR#15伊藤への11ヤードを皮切りに4本のパスを次々と成功させ、7秒を残して敵陣20ヤードまでボールを運ぶ。

オークスは最後のタイムアウトを消化し、全てを新人K西村の左足へ託す。

そして西村が蹴ったボールは高い放物線を描いてゴールポストの間を抜けた。試合時間残り3秒、FG成功で30-29と再逆転に成功する。

最後のIBMのキックオフリターンを止め、オークスが劇的な逆転勝利で準決勝へと駒を進めた。

昨秋負けた相手に雪辱できたこと、また最後まで諦めず接戦をものにできたことは収穫だったが、かねてからの課題であった反則を減らさなければ、次戦は更に厳しい戦いになるだろう。修正すべき点はしっかり見直して次戦に臨んで欲しい。

鹿島との準決勝まで2週間、チームとして進化する時間はまだ十分にあるはずだ。

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